BESPOKE TAILOR DAVID LAYER TOKYO
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コラム

COLUMN

結婚式・フォーマルを格上げするタキシード&スーツ

結婚式やフォーマルな場に招かれたとき、まず気になるのが「何を着ていくか」。
ご祝儀やマナー、会場の雰囲気も大切ですが、意外とその場の印象を左右するのは “装い” です。どれだけ人柄が素敵でも、くたびれたスーツやサイズの合っていない服では、本人の魅力や心配りが伝わりきらないことがあります。
逆に、サイズの合った上質なタキシードやスーツを身にまとっていると、それだけで相手を大切にしている気持ちや、場を尊重している姿勢が伝わります。今回のコラムでは、結婚式・フォーマルシーンでワンランク上の印象をつくるタキシード&スーツの選び方について、オーダーブランドならではの視点からお話ししていきます。

Contents

タキシードとフォーマルスーツの違いを知る

最初のポイントは、「タキシード」と「フォーマルスーツ」の違いを知っておくことです。見た目は似ていても、本来の役割や格は少し異なります。

タキシード

タキシードは、夜のフォーマル(イブニング)を代表する装いで、結婚式の披露宴やパーティー、格式の高いレセプションなどにふさわしいスタイルです。拝絹(はいけん)と呼ばれる光沢のあるラペルや、側章の入ったパンツ、サテンを使ったくるみボタンなど、ディテールで特別感を表現します。

フォーマルスーツ(ダークスーツ)

フォーマルスーツはビジネスとフォーマルの中間的な位置づけで、ゲストとして結婚式に参列する際に最も出番の多いスタイルです。黒・濃紺・チャコールグレーなどのダークカラーでまとめ、派手すぎない範囲でネクタイやチーフで華やかさを足していきます。

「新郎として主役になるのか」「ご親族として出席するのか」「友人ゲストとして参列するのか」――その立場によって、ふさわしい装いの“格”は変わってきます。まずは自分がどの立場で参加するのかを整理し、その場に合ったスタイルを選ぶことが、フォーマルを格上げする第一歩です。

結婚式で“好印象”をつくる3つのポイント

結婚式やフォーマルシーンで、周りから「きちんとしているな」「素敵だな」と感じてもらうために、押さえておきたいポイントが3つあります。

色は「深み」と「落ち着き」が鍵

結婚式ゲストのスーツは、黒・濃紺・チャコールグレーなどの深みのあるダークカラーが基本です。同じ黒やネイビーでも、生地の光沢やトーンによって印象は大きく変わります。夜の披露宴なら控えめなツヤのある濃紺やブラック、昼の挙式やガーデンなら柔らかいチャコールグレーなど、時間帯や会場に合わせて「落ち着きのある色味」を選ぶことが、上品なフォーマルスタイルのポイントです。

シルエットで“品”が決まる

フォーマルな場での「きちんと感」は、ほとんどがシルエットで決まります。肩に変なシワがなく、ウエストがほどよく絞られ、袖口からシャツが少しだけ覗き、パンツ丈が靴に軽く乗る程度に整っていると、それだけで全体がすっきり上品に見えます。体型や姿勢に合わせてジャストサイズで仕立てることで、無理のない着心地と、大人の品格を両立させることができます。

小物で「フォーマル度」を微調整

同じスーツでも、小物の選び方でフォーマル度は大きく変わります。白無地のポケットチーフ、シルバーや白系のネクタイ、黒の内羽根ストレートチップを合わせるだけで、一気に式仕様の装いに。タキシードであれば、ボウタイやカマーバンドを足すことで、より格式高い印象になります。主役を立てつつ、自分もきちんと見せたい時こそ、小物でさりげなく格上げするのがおすすめです。

新郎の装いを“特別な一着”にするオーダータキシード

結婚式の主役である新郎にとって、タキシードやフォーマルスーツは一生写真に残る一着です。レンタルでも十分という考え方もありますが、オーダーならではの魅力は、「自分の体格・キャラクター・新婦とのバランス」まで含めてデザインできることです。

新婦のドレスとの調和

新郎のタキシードは、それ単体でかっこいいだけでなく、「新婦のドレスと並んだ時にどう見えるか」がとても重要です。

こうした要素とのバランスを考えながら、ブラック×ホワイトで王道クラシックにまとめるのか、ネイビーやミッドナイトブルーでモダンに寄せるのか、あえて濃グレーで柔らかさを演出するのか。オーダーなら、細かな色味のニュアンスまで選ぶことができ、「2人で並んだときに最も素敵に見える」コーディネートを形にできます。

体型の悩みを“魅力”に変えるシルエット補正

「肩幅が広い」「お腹まわりが気になる」「身長が低めでバランスが難しい」など、体型に関するお悩みは人それぞれ。既製のタキシードだと、どこか妥協しながら着ることになりがちですが、オーダーならそれを逆に魅力として生かすことができます。

「コンプレックスだと思っていた部分が、スーツを着るとむしろかっこよく見える」
その体験は、新郎にとって大きな自信につながります。

結婚式後も使える“一着二役”の仕立て

オーダーで人気なのが、「結婚式当日はタキシード風、その後はフォーマルスーツとしても使える」デザイン。

こうした設計をしておけば、結婚式だけでなく、節目の記念日ディナー、フォーマルなパーティー、ご親族の式典など、多くの場面で「勝負服」として活躍してくれます。

まとめ

結婚式やフォーマルの装いは、単なる服選びではなく、そこには相手を想う気持ち、自分自身をどう見せたいか、その瞬間をどのように記憶に残したいかといった、さまざまな想いが込められた特別な選択だと私たちは考えています。DAVID LAYERでは、カウンセリングの中で「どんな会場で、どんな雰囲気の式になるのか」「新婦やご家族との関係性」「その一着を今後どんな場で活用していきたいか」といった背景を丁寧に伺いながら、お客様にふさわしいタキシードやスーツのスタイルをご提案します。単にサイズを合わせるだけでなく、その人にとって一番似合うフォーマルを一緒に見つけていくことこそが、オーダーブランドである私たちの大切な役割だと考えています。

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オーダースーツのポケットは、実用性とデザインを兼ね備えた重要な要素です。ポケットの種類や使い方を工夫することで、スーツの機能性を高めつつ、スタイリッシュな見た目を維持できます。また、適切なメンテナンスを行うことで、スーツを長く美しく保つことができます。この記事を参考に、自分のライフスタイルやシーンに合ったポケットデザインと使い方を取り入れ、オーダースーツを最大限に活用してください。

DAVID LAYERは、ビジネスシーンからフォーマルな場面まで幅広く対応できるネクタイを提供します。また、お客様の首回りのサイズや結び方の好みに合わせて細部まで調整可能です。オーダーメイドならではのフィット感と品質を実感できるネクタイは、大切な方への贈り物としても最適です。自分だけの特別なネクタイを手に入れてみてはいかがでしょうか。まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。