BESPOKE TAILOR DAVID LAYER TOKYO
1F, ACN Daikanyama Building, 18-6 Daikanyama-cho, Shibuya-ku, Tokyo

コラム

COLUMN

一歩先を行く高級オーダースーツの最新トレンド

高級オーダースーツの世界は、単なる「着るもの」から「自己表現」へと進化し続けています。これまでオーダースーツといえば、特別な日に身にまとう一張羅、あるいはビジネスシーンでの信頼と品格を演出するための装いでした。しかし近年、その役割や価値観に大きな変化が訪れています。トレンドの中心には、「より自分らしく」「より快適に」「よりサステナブルに」といったキーワードが浮上しています。

本記事では、そんな高級オーダースーツの最新トレンドを紐解きながら、今後の進化の方向性や選び方のヒントも交えてご紹介していきます。

Contents

オーダースーツの「新三大潮流」

1. 機能性素材の導入:軽さと快適さを両立

一昔前のオーダースーツでは、高級感を重視するあまり「重い」「動きづらい」「蒸れる」といった声が少なくありませんでした。しかし、最近のトレンドではその常識が覆されています。特に注目されているのが「ハイテク素材」の導入です。

たとえば、ナチュラルストレッチウールやウール×ポリエステルのハイブリッド生地。これらは天然繊維の風合いを活かしつつ、シワになりにくく、吸湿性・通気性にも優れています。さらに、スポーツウェアから着想を得た軽量・伸縮素材を採用することで、「走れるスーツ」とも呼ばれるような、俊敏かつ快適な着心地を実現。

近年では、ビジネスパーソンの移動が多様化し、在宅勤務やワーケーションの広がりに対応した「快適さ」がスーツにも求められています。TPOを守りながら、カジュアルにも対応できる柔軟性が鍵となっています。

2. ラグジュアリー×パーソナライズ:個性と上質感の融合

トレンドの2つ目は、「自分らしさの表現」にフォーカスしたパーソナライズの深化です。生地やシルエットの選択肢が増えているのはもちろん、裏地、ボタン、刺繍、ラペルの幅に至るまで、細部にわたるカスタマイズが人気を博しています。

特に注目されているのが、「ビスポーク」と「メイド・トゥ・メジャー」のハイブリッドモデル。熟練のテーラーが丁寧に採寸したデータをもとに、最新の3Dシミュレーションを駆使して仕立てるこの手法は、テクノロジーと職人技の融合ともいえる存在です。

また、SNSや動画コンテンツで自分のライフスタイルやファッションを発信する層の増加により、「一点もの」の価値が高まっています。オーダースーツは、単なる着衣ではなく、まさに自己ブランディングのツールとして重視されるようになっています。

3. サステナブルファッション:環境配慮とクラフトマンシップ

環境意識の高まりも、オーダースーツの進化を大きく後押ししています。高級スーツブランドの多くが、「サステナブル生地」の採用を進めており、オーガニックウール、リサイクルポリエステル、植物由来の染料など、エコな選択肢が広がっています。

さらに、量産ではなく「必要なものを、必要な分だけ作る」というオーダースーツのビジネスモデル自体が、廃棄ロスの削減につながっており、持続可能な社会の一助になっています。

クラフトマンシップとテクノロジーを融合させる流れの中で、「一着を大切に長く着る」という意識も再評価されています。ボタンの付け替え、シルエットの再調整、裏地のリメイクなど、リペアを前提とした仕立ても人気です。まさに、サステナブル=上質、という価値観が浸透しつつあります。

最旬スタイルの実例紹介

モダンクラシック・スリムスーツ

ウエストをほどよく絞り、着丈をやや短めに仕立てたスリムスタイルは、若い世代を中心に不動の人気。ダークネイビーやチャコールグレーに加え、ベージュやボルドーといった洒落た色味も注目されています。襟やポケットに「ピックステッチ」を入れることで、さりげないクラシック感を演出。

ソフトジャケット×ドローコードパンツ

ジャケットの堅苦しさを抑え、イージーパンツを組み合わせた「セットアップ風スーツ」は、近年の急成長株。テレワークやカフェワークにも最適で、オンオフをまたぐ着回し力の高さが魅力。素材にはストレッチ入りウールやジャージー生地が用いられることが多いです。

リネン・モヘア・シルク混の季節素材スーツ

春夏シーズンに人気なのが、通気性と清涼感に優れたリネンやモヘア混のスーツ。シルクを加えることで光沢感が生まれ、上質で軽やかな印象を与えてくれます。特にクールビズ期間中は、こうした涼しげな素材で差をつけることが、できる男の証に。

オーダースーツ選びで意識すべきポイント

ビジネス、フォーマル、カジュアルなど、用途に応じてディテールを変えることが重要です。

肩の傾き、猫背、骨盤の高さなど、身体の個性を正しく採寸してもらいましょう。

肩の傾き、猫背、骨盤の高さなど、身体の個性を正しく採寸してもらいましょう。

信頼できるプロのフィッターやテーラーとの出会いが、理想の一着を作る近道です。

トレンドだけでなく、「5年後も着たいか」という目線を持つと、真に価値ある選択ができます。

自分だけのスタイルを見つける方法

スーツにおいて「似合う」を知ることは、何よりも大切な第一歩です。しかし、単にトレンドや店頭のモデルを真似るだけでは、本当の“自分らしさ”にはたどり着けません。自分だけのスタイルを見つけるには、まず「自分の体型」「立ち姿」「動き方」「普段のライフスタイル」に目を向けることが重要です。

たとえば、肩幅が広い方はナチュラルショルダーで柔らかく整えるとバランスが取れますし、細身の方はピークトラペルで力強さを演出するのも効果的です。普段から自転車に乗る方や営業で歩き回る方なら、着心地を優先した軽量素材やスリムなシルエットがおすすめです。

また、信頼できるフィッターやテーラーに「似合う」と「なりたい自分」の間をつないでもらうことで、スタイルは自然に磨かれていきます。誰かの真似ではなく、鏡の中の自分にしっくりくる、そんな一着が“あなたのスタイル”なのです。

個性を引き出す生地選びのコツ

オーダースーツの魅力は、生地選びにこそあります。生地は第一印象のほぼすべてを決めるといっても過言ではありません。触り心地、色味、光沢、重さ、ドレープの出方――これらすべてが個性を表現する要素となります。

クラシックなネイビーやグレーでも、ウールの太さや織り方で印象は大きく異なります。たとえば、シャークスキンは落ち着いた中にも表情があり、トロピカルウールは軽快で涼やかな雰囲気を演出します。一方、ヘリンボーンやグレンチェックといった柄物は、知的で遊び心ある個性を引き立てます。

色の選択も大きなポイントです。ブルー系で誠実さ、ブラウン系で温かみ、グリーンやボルドーで他にはない洒落感を醸し出せます。「自分がどんな印象を与えたいか」「どんな場面で着たいか」によって、生地の選択肢は無限に広がります。

デザインで表現する個性的なセンス

スーツの印象を決定づけるのは、実はディテールの“さじ加減”です。ラペルの幅、ポケットの形、裏地の柄、ステッチの有無、ベントの数。これら細かなデザイン要素にこだわることで、スーツはより自分らしい表現のキャンバスとなります。

たとえば、クラシックを愛する方はワイドラペルやチェンジポケットを選び、ヴィンテージテイストを醸し出すのも一つの方法です。逆に現代的なシャープさを求めるなら、ナローラペルやスラントポケット、ミニマルなワンボタンなどでモダンな印象を際立たせることができます。

裏地やボタンは、遊び心を取り入れやすい部分。あえて派手な柄を選んだり、アンティーク調のボタンでクラフト感を加えることで、スーツの内側に「語れる個性」を忍ばせることができます。

オーダースーツは、自分の中にある美意識や哲学を、細部にまで落とし込めるアートとも言える存在です。デザインとは、感性の反映であり、見る人に“その人らしさ”を伝える静かなメッセージなのです。

まとめ

かつてスーツは、「男性の制服」とも揶揄されるほど画一的なスタイルでした。しかし現代においては、テクノロジーの進化、価値観の多様化、地球環境への配慮といった要素を取り込みながら、目まぐるしく変化を続けています。

高級オーダースーツは、その変化をもっとも繊細に反映させる装いの一つです。自分らしさを体現し、着る人の人生に寄り添う一着を――。これからの時代、スーツを仕立てるという行為は、単なるファッションではなく、「未来への投資」なのかもしれません。

オーダースーツなら、DAVID LAYERにお任せください

オーダースーツのポケットは、実用性とデザインを兼ね備えた重要な要素です。ポケットの種類や使い方を工夫することで、スーツの機能性を高めつつ、スタイリッシュな見た目を維持できます。また、適切なメンテナンスを行うことで、スーツを長く美しく保つことができます。この記事を参考に、自分のライフスタイルやシーンに合ったポケットデザインと使い方を取り入れ、オーダースーツを最大限に活用してください。

DAVID LAYERは、ビジネスシーンからフォーマルな場面まで幅広く対応できるネクタイを提供します。また、お客様の首回りのサイズや結び方の好みに合わせて細部まで調整可能です。オーダーメイドならではのフィット感と品質を実感できるネクタイは、大切な方への贈り物としても最適です。自分だけの特別なネクタイを手に入れてみてはいかがでしょうか。まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

1000px以上で表示(バグ防止 & スムーズな表示)
tel
mail
来店予約
LINE
Contact Us

どんなご要望でも叶えるオーダースーツ

ショールームへのご来店・ご要望やご質問などなんなりと、まずはお問い合わせください。

生地15,000種以上

裏地・ボタン2,000種以上

仕立ては安心の日本製

地球上どこでも出張販売可