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意外と知らない!?ネクタイ・ポケットチーフの選び方

ネクタイとポケットチーフは、スーツには欠かせない重要なアイテムの一つです。
あまり気にされない方も多いですが、スーツの全体の印象を大きく左右し、個性を出せるアイテムなのです。

そこで今回は、ネクタイとポケットチーフの選び方について詳しく説明していきます。

Contents

ネクタイの定義

ネクタイの定義ですが、ネクタイは洋装に合わせてシャツの上から細長い布を首に巻き、前で結んで表に垂らすアイテムがネクタイとして定義されています。ちなみに和名では襟を締め付けるというイメージから、襟締(えりじめ)と呼ばれています。

ネクタイの魅力

ネクタイの魅力は、首元を華やかに彩る装飾性や、引き締め効果によって真面目で誠実な印象を与える点にあります。結婚式などのフォーマルな場では、祝福の雰囲気を高める役割を果たし、ビジネスシーンでは積極性や信頼性をアピールする手段として用いられます。
特にビジネスシーンにおいては、ネクタイの着用が、就職活動や重要な取引先との会合において好印象を与えるために重要なアイテムと言えるでしょう。

ネクタイの選び方

スーツのカラーに合わせた選び方

ネクタイの色選びは、スーツやシャツの色とのバランスを考えることが重要です。
いくつかの基本的なカラーコーディネートを紹介します。

ネイビースーツには、赤やボルドーのネクタイが映えます。
ビジネスシーンでは、落ち着いた色合いのネイビースーツと対照的な赤系のネクタイにすることで、印象を強く与えることができます。

グレースーツには、ブルーやネイビーのネクタイが合います。クールで落ち着いた印象を与えるグレースーツには、同系色のブルー系ネクタイでバランスを保ちます。

パターンの選び方

ネクタイの柄は、スーツやシャツの柄とのバランスを考慮して選びましょう。

ストライプのネクタイは、無地のスーツやシャツによく合います。
シャツがストライプのときは、ネクタイのストライプの幅に注意しましょう。
シャツのストライプが細い時は、ネクタイのストライプが太いものを選ぶなど、ネクタイのストライプの幅は、スーツやシャツのものと違う幅のものと合わせることで、メリハリのついたコーディネートになります。

ドット柄のネクタイは、カジュアルなシーンでも使いやすく、遊び心を演出します。
スーツが無地であれば、ドット柄のネクタイがアクセントになり、個性を出すことができます。

無地のネクタイは、どんなスーツやシャツにも合わせやすい万能アイテムです。
特にフォーマルな場では、無地のネクタイがシンプルで上品な印象を与えます。

素材の選び方

ネクタイの素材も重要なポイントです。季節やシーンに合わせて選ぶと良いでしょう。

シルクのネクタイは、滑らかで光沢があり、フォーマルな場に最適です。
ビジネスシーンでも使えるため、一本持っておくと便利です。

ウールのネクタイは、秋冬の季節にぴったりです。暖かみのある素材で、カジュアルなシーンにも適しています。ボリューム感があり、冬物のスーツやコートなどとも相性が良いのがポイントです。

リネンのネクタイは、夏にぴったりの素材です。軽くて通気性が良く、カジュアルなスタイルに適しています。ネクタイをリネン生地にするだけで、見た目も涼しく、スーツスタイルが涼しげでおしゃれな印象に変わります。

ポケットチーフの歴史

胸ポケットは、19世紀にコートに初めて登場したとされています。当時は、革製のグローブを胸ポケットに収納して持ち運ぶスタイルが主流でした。

1920年代になると、パーティーや食事会で女性が装飾目的でハンカチを使用するようになりました。それを見た男性たちが、自分たちもおしゃれを楽しみたいと考え、胸ポケットにポケットチーフを入れるスタイルを取り入れたのが始まりです。

その後、ポケットチーフは執務服や作業着など様々な要素を取り入れ、現在の形に進化しました。また、「服を濡らさずにハンカチを取り出したい」という機能的な理由からも、ポケットチーフは定着したと言われています。日本でも、江戸時代には町人が帯に手ぬぐいを挟んでおしゃれを楽しんでおり、似たような文化が存在していたと言われています。

ポケットの基礎知識

正式な素材としては絹や麻が一般的ですが、現在では素材に対するこだわりはあまりありません。
サイズは最低でも25cm四方で、主に白やネクタイと同じ色のものが使われることが多いです。
なお、「ポケットチーフ」は和製英語であり、正確には「ハンカチーフ」と呼ばれます。アメリカでは「ポケットスクエア」、イギリスでは「ポケットハンカチーフ」と呼ばれるなど、国によって呼び方が若干異なります。

ポケットチーフの選び方

カラーの選び方

ポケットチーフの色は、ネクタイやスーツとのバランスを考えて選びましょう。
ポケットチーフに馴染みのない方も多いかもしれませんが、ワンポイントとして取り入れるだけで、スーツ全体の印象が大幅に変わります。

ホワイトのポケットチーフは、どんなスーツやネクタイにも合う万能アイテムです。
特にフォーマルな場では、ホワイトのポケットチーフがアクセントとなり、好印象を与えます。

カラーのポケットチーフは、ネクタイと同系色か、補色関係にある色を選ぶとバランスが良くなります。
例えば、ブルーのネクタイに対して、淡いブルーやシルバーのポケットチーフを合わせると統一感が出ます。
季節に合わせた色を取り入れるのもいいかもしれませんね。

パターンの選び方

ポケットチーフの柄も、スーツやネクタイとのバランスを考慮して選びましょう。

無地のポケットチーフは、どんなスーツやネクタイにも合わせやすいです。
無地だからこそ、ワンポイントとして取り入れるのにぴったりです。